今回はアトピー性皮膚炎についてお話しします。atopy

アトピー性皮膚炎はひと言で表すと「全身のカサカサした皮膚に痒みの強い皮膚炎が生じ、それが良くなったり悪くなったりを繰り返す」病気です。

アトピー性皮膚炎の患者さまにはドライスキンがみられ皮膚のバリア機能が低下していることがわかっています。通常のバリア機能がしっかりした皮膚であれば反応しない外部からの刺激に対しても、皮膚の内側が過剰に反応して皮膚炎や痒みが現れてくるということになります。よって、アトピー性皮膚炎と診断されたときの治療方針はドライスキンの改善、皮膚炎(炎症)・瘙痒(痒み)を抑えることです。

具体的には、①ドライスキンに対して保湿剤の外用をしっかり行う。②炎症の抑制にはステロイド外用剤やタクロリムス軟膏(ステロイド外用剤を長く使用しにくい顔や首によく使われる)を使用。③痒みの抑制には痒み止めの飲み薬(抗ヒスタミン内服薬)を併用していくことになります。

これらの症状は慢性的な経過をとりますので、いずれにしても根気強く治療を行う必要があります。