今回は、帯状疱疹後神経痛という帯状疱疹にかかった後の後遺症についてお話しします。

通常帯状疱疹の治療を行うと皮膚症状とともに痛みも軽くなり最終的には消えていきます。しかし中には発疹が消失した後も3ヶ月以上電気が走るような痛み、突き刺さるような発作的な痛み、焼けつくようなヒリヒリした痛みが残ることがあります。

これを帯状疱疹後神経痛と言い、この痛みは急性期の炎症により神経に強い損傷が生じたことにより起こると言われています。帯状疱疹にかかった患者さますべてに生じるわけではありませんが、①皮膚症状が重症②急性期から夜も眠れないほどの強い痛みがある③60歳以上で帯状疱疹を発症 のいずれかひとつでも当てはまれば注意が必要です。

治療は種々の効果が期待できる飲み薬が中心となり、程度に応じて2~3種類を組み合わせて使用することもあります。しかし特効的な治療法はなく頭を悩ます疾患でもあります。

最後になりますが、昨年(2016年)に水痘(水ぼうそう)ワクチンを用いた帯状疱疹予防が承認され、帯状疱疹は予防しうる疾患となりました。予防効果は100%ではありませんが、発症や重症化、帯状疱疹後神経痛の程度を減少できると言われています。まだ帯状疱疹にかかっていない50歳以上の方は接種しておくのも良いかと思いますが、現在はまだ保険適用はありませんので自費になります。